『ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)』 コマ切れのフィルムに刻まれた最高の映画愛

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映画『ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)』は1988年のイタリア映画で監督兼脚本を書き上げたジュゼッペ・トルナトーレ(Giuseppe Tornatore)の実体験を基に製作されました。映画を観る楽しさ、作る喜びを込めた名作で全編を通して映画への思いあふれる感動のドラマになっています。

停滞気味であったイタリア映画の復活を印象付ける作品でアカデミー賞外国語賞を受賞しています。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』予告編 Trailer 1988年

音楽を担当したのはイタリア映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)で曲のタイトルを「Cinema Paradiso」といいます。この映画『ニュー・シネマ・パラダイス』からジュゼッペ・トルナトーレ監督作品の音楽を手掛けることになります。

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』original sound track 1988年

いずれもイタリア映画になりますが1995年には映画『明日を夢みて(L’uomo dell stelle/The Star Maker)』、1998年には映画『海の上のピアニスト(La Leggenda del pianista sulloceano/The Legend of 1900)』、2000年には映画『マレーナ(Malena)』の楽曲を提供しました。いずれも名曲という評価を得ています。

映画『明日を夢みて』original sound track 1995年

映画『海の上のピアニスト』original sound track 1998年

映画『マレーナ』original sound track 2000年

映画『マレーナ』より「Theme from Malena」original sound track

エンニオ・モリコーネは1960年代、セルジオ・レオーネ(Sergio Leone)監督と組みイタリア西部劇の主題曲を多く作り1964年の映画『荒野の用心棒(Per un pugno di dollari/A First of Dollars)』などいわゆる「ドル箱三部作」全てを担当しました。

映画『荒野の用心棒』original sound track 1964年

1969年にはショーン・コネリー(Sir Thomas Sean Connery)主演の映画『SOS北極…赤いテント(La tent Rossa)』を担当、1971年には映画『死刑台のメロディ(Sacco e Vanzetti)』の主題曲である「勝利への賛歌」を作曲しジョーン・バエズ(Joan Chandos Baez)が歌いました。

映画『SOS…北極 赤いテント』original sound track 1969年

映画『死刑台のメロディ』original sound track 1971年

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